何を期待していたんだろう。 空白を埋めて、あなたを隠してる。 冷たい空気も覚束ない、 真夜中を温める。 あなたの言葉は半終止 続きがあるような気がするし。 私だけ風邪をひいたの。 暖かくしてたはずなのに。 あなたにうつしたくないから、 普通が難しかったんだ。 飾り付けた部屋では、 どう映ってるの? 呼吸も浅くなって、 勘違いして、 想いのコントラストが響いた。 また私少し待って、 まだ冷たくて、 隙がこんなに寂しいから。 後書きにはいつか生まれ 変わってもまた、 あなたに出逢うためのプロローグを 描こう。 そしたらその時は 温めてくれるかな。 ふたりで熱を出して 笑い合えるかな。 一縷の浮き立つ夜に、 合鍵を捨てて。 欲張って溶かしては、 袖を掴んで、 これが最後だと言い聞かせる。 口癖も重ね合ってさ、 解けぬようにと。 恋と体温のせいにして。 呼吸も浅くなって、 勘違いして、 想いのコントラストが響いた。 また私強くなって、 まだ冷たくても、 綺麗なさよならを歌えるよ。 呼吸が白くなって、 急に寒くて、 風邪をひく前に早く帰ろう。 また私ひとりだって、 まだ冷たくて。 恋と体温のせいにして、 代わりに花束を買って帰ろう。