夕凪

歌詞

些細なことでケンカしたよね 諍いばかり 意地張る2人 積もり積もった思い出の中 煌めいている幼い2人 何につけても無頓着な君の笑顔が 見たくて、車飛ばした もう少しだけ、スピード上げて 陽がくたびれてしまう前に ありったけの速さで走り抜けても 拭い去れない思いがある 秋風に吹かれる前に1秒でも 長く2人で…… それでも太陽は沈むのを急ぎ 始めるんだ 夕風に砂埃舞って 涙目になって笑った 違うよ、泣いてなんかいないよ 今一度潮風が吹けば 崩れ落ちてしまうだろう 涙は 夕陽に淡く紅く滲んで 夕凪が砂浜を包み込んで 束の間2人っきりの世界 「このまま時間が 永遠に 止まってしまえばいいのに。」 見上げた空には鷹揚と夏雲が 漂っていた 夕風に砂埃舞って 涙目になって笑った 違うよ、泣いてなんかいないよ 今一度潮風が吹けば 崩れ落ちてしまうだろう 涙は 夕陽に淡く紅く滲んで 煮え切らない思いばかりが、 オレンジ色輝く水面に 揺らめいておさまらないけど 潮風は運んでくれるよ 肌寒い季節になっても、地平まで 遠ざかる2人の距離をも超えて…… あれから幾年月、経たんだろう…… これから幾年月、経ようとも……