大切なことをいくつか記してきた 全て相応しくないとそう思った 慌てて隠すが読まれたかな どうしようもなく僕はまだ子供だ 罪は罪 裁くは人 閻魔様の言う通り 外野の野次 生きるは希望 異口同音に「悪いのは誰?」 想像と事実は遠回りをする 僕らストーリーテラー 限られたヒントだ だからこそ 面白いのだろう 傷を負うのも未熟なことも 序章にすぎないけど 怪物のように付き纏う過去は まだ僕に懐きやしないから 一筆で本能のままに書いた 朴訥とした我々が著書 腑に落ちるようなラストに向かうか 生きていけるさ 病まなくてもいい気にしなくていい 全て筆先につけて飲み込んでいい 所構わずに喚く方がマシ つまりどうしようもなく 僕はもう大人だ ノリがダルい間も悪い その上人との付き合いは尚寒い はいはい、じゃあその 読むべき空気に何が書いてある 時が流れても誰かの為には なるとは思えないが 神仏のようにただ一人僕が 縋る拠り所くらいには 一筆で煩悩のままに書いた 矍鑠とした我々が著書 駆け抜けるようにラストに向かうか 帯に書けるさ 感情と理性が殴り合っている 透明な僕は消えかかってしまう でもねストーリーテラー 危うくて脆くて だからこそ 面白いのだろう 傷を負うのも未熟なことも 序章にすぎないけど 怪物のように付き纏う過去は まだ僕に懐きやしないから 一筆で本能のままに書いた 朴訥とした我々が著書 腑に落ちるようなラストに向かうか 生きていけるさ 大人になるのは哀しくない 狡さと辛さとの戦いだ やがて書き終わる結びには 笑えてるのがいいんだ その為の章なんだ