ハルキの話

歌詞

日の当たる道を歩いてた うつむくこともなく 幼い手の平で 未来を掬い取ろうとした 何ひとつ 足りないものなんてないと思ってた いつからか　期待されることが 当たり前になっていた 張りついた　そのまなざしを 受け止められなくて 零れそうな涙 渇いた孤独で蓋をする 街灯のない夜を走る 息を切らしたまま 積み重ねたプライドが 立ち止まることを許さない 溶けていく　夕焼けの中 震える鼓動　響く歌声 零れ落ちた涙　羨むほどに 心かき乱して 戸惑いとあこがれ　受け入れるには 孤独に慣れすぎたから 追いかけた背中 引き返すこともできないけれど うざったいくらい近しくて 遠く見失うその姿 届くはずもないと　諦めるほど 大人になれなくて 握りしめた手の平に　隠した弱さ ぐしゃぐしゃになるまで 刻み込む　歪な覚悟　赤く滲んだ 幼い記憶 後先もなく隘路をゆく 取りつかれたように 吐き捨てた強がり 満たされることのない孤独 抱きしめたまま 街灯のない夜を走る 息つく暇もなく 積み重ねたこのプライドが 立ち止まることを片時も　許さない 溶けていく夕焼けの中　震える鼓動 響く歌声 零れ落ちた涙　羨むほどに 心かき乱して 戸惑いとあこがれ　受け入れるには 孤独に慣れすぎたから 追いかけた背中　星屑は 赤く揺れる