すれ違ったんだ 歪んだ表情は反射 少し歩いて 振り返ったのは何故 らしくない帽子深く被って 伸びた髪はみ出したのが僕 知ったままの姿 結局そんなもんさ 晴れ渡った空にぼんやりかかった ウスグモ 虚勢みたいだな 光滲ます 終着点を焦ったせいで ぐねった過去とニアミス 後悔とはまた違う影を残して 近すぎたんだ 未完成を埋め合って 全てになって 閉め切った部屋のカーテン 見えなくなっていた 道を射す光さえ 嵐吹く空と予報して二人で隠れた 輝く星なんてもうなくてよかった 離れるのが怖くなって 渇いたままでしたキス 幸せとよく似た影を追いかけ 君と同じようにいつか 違う夢をまた見られるかな 僕も同じようにあの日の姿で 晴れ渡った空にぼんやりかかった ウスグモ とんでもなく高いな どうでもいいか もし手が届くようなら 払いのけてやるけれど なんでもそう上手くはいかないね ありがとうまたどこかで会おう その時はきっと二人立ち止まれる そんな気がする 枝分かれした道へと歩き出した ニアミス 消えてゆくことのない影を抱きしめ