夜の風に包まれながら 膝を抱えて二人は こぼれそうな月と涙と 巡る星座にささやかな 祈りを込めて朝を待つ 君の手を握りしめ 数えきれぬ悲しみが いつか空に消えるように 夢の中を曲がりくねった 川が流れる途中で 体を癒し胸に詰まった 歌いようのない呟きを ひとつ残らず沈めよう 君のこと抱き寄せて 数えきれぬ切なさが いつか海に届くように 少しかじかんだ指先 白い吐息がひとつ 遠く輝く街の灯が揺れている <♪> 肩にもたれ眠る君に 空はいつしか含羞んで 茜色に染まり始める 静けさの中で僕たちは 祈りを込めて朝を待つ 君の手を握りしめ 数えきれぬ悲しみが いつか空に消えるように 祈りを込めて朝を待つ 君のこと抱き寄せて 数えきれぬ切なさが いつか空に消えるように