かくれんぼはまだ 続いているみたいだ 血の足りぬ日々に 探しているのか探されているのか どっちにしてもひとりぼっちだ 生活の果ては 宇宙みたいに拡がっていて すり減る心をシャワーで流して 出来上がるのは自尊心だけ 似通った命が多すぎて ぶつかる理由は要らなかった 呆れた顔してみても ほら どうせ よくある話の一つで ガラス窓に映る街の中に 僕の好きな僕だけがいなくて なんとか目を凝らして見たけれど いやに空は青くて ぼやけたままで 隠していたのは他の誰でもない 僕のためだった 探してみてもさ 見つけられなくて 自業自得を繰り返すだけ 大人のフリしたあの日から 気づけば涙は減ったけど 過ぎ行く景色を忘れても どうせ夢の中で思い出す ガラス窓に映る街の中は 僕の好きなものだけじゃないから なんとか目を逸らしてみたけれど 嫌になることばかり 僕のせいかな どうしたってここは世界の隅だ 膝を抱えたビイドロのこども どうしたらいいのかわからないまま 助けを待っていた 糸で糸を切る遊びのように 脆くぶつかる僕らの命 君のちぎれた糸の行く先に どうか光あれ 手を伸ばして手繰り寄せたら 傷つくこともある それでもさ 固く結んだ糸で未来を編めば 解けやしないから