本当のことなんて言えやしないまま 錆びた過去は時を刻んでいる 嘘つきの末路辿り幾星霜 気づけば何もわからなかったんだ あの日の記憶 光すらも 想像上の未来がひとつ朽ちて行った 昨日よりも惨めな日々を 過ごしている 無駄に伸びた影 背伸びをして うつくしい過去が僕を笑っていた いつの間にか無駄になった 「さよなら」も後悔も いっそ抱きしめられたなら 「どうしようもない感性」と 吐き捨てた群青 それで僕らは何を描けるだろう 環状線の友情 夕暮れのバス停 その全てが遠くなっていく あの日の記憶 光すらも 机上の空を見つめ 独り言ちていた 希望よりも身近な暗がりを見ている 「今は今だけ」 わかりきっちゃいない 進めぬ足が僕を笑っていた ほらぜんぶ自業自得だ これからもそうなんだ 生きるのがもう嫌になるな いつの間にか無駄になった 「さよなら」も後悔も 今じゃもう燃えないゴミだ 頼りない管制塔 折れかけの街灯 それじゃ僕らを照らせはしないよ 感情戦争後の僕に伸ばす手 ぜんぶ君が正しかったんだ 馬鹿みたいだ くだらない嘘ばかり覚えてしまった 隠した思いは隠れたままだった 大事なものなんてさ いつか朽ちて終わっていくんだ もうそんなの わかるはずだろ 正しさなんて あてにならなくて 縋るものなど どこにもないから 星に願いを 過去からの残響 進む道はわかりきっているんだ 君の歓声と抱きしめた感情 これで僕らは倒れはしないよ あの日誓った バルコニーの想いも 星がぜんぶ照らし出していた あの日の記憶 輝いた