白昼夢のような ミッシングストリート 人の欲望は霧雨に溶けて 8ミリみたいなコントラスト ギョッとしちゃうような事件は 起きない 軋轢だって生まれない 時間は路上に留まり続ける 予期せぬことはひとつも起きないさ どうして邪悪な顔ばかりを 僕に見せるの 可笑しいじゃないか 名前も知らない君と僕なのに どこかで会ってる気がするんだ だけど突飛な妄想だと言われれば そんな気もするよ ずっと僕のドアを ノックしていたのは君かい? 僕は尋ねる 君は少し笑って 少し距離をとって 喋り始めた 僕そっくりの声で オレたちずっと昔から 迷子の子どもだったような気がする アナウンスを聞きそびれたまま 家に帰ってもシャワーを 浴びてみても 知らない国にいつまでもいるみたい オレたちずっと昔から 迷子の子どもだったような気がする アナウンスを聞きそびれたまま 家に帰ってもシャワーを 浴びてみても 知らない国にいつまでもいるみたい それでもいつだって正しいと 思うこと その時々でやってきたはずなのにさ そのどれもが 決まって間違いだらけで 疲れてしまったよ 疲れてしまったよ