どこへ行けばいいのか 道は二つとないのに 逃げてしまいたいとも 思う気持ちが悔しい このドアの向こうに 広がる未知なる景色が 自問自答を繰り返した 出口になるのならば たとえ これ以上 進めないとしても 鼓動が鳴り止むことはないさ 先が見えずとも 終わりにしたくない そう願ってもぼくらは 自分の檻から抜け出せないけど 本当は泣きたいのに 何故笑ってごまかすの? ひび割れた心は ガラスよりも脆いんだよ 捨てきれない物に 守られては生きれない 醜くて小さかろうが 勇気が一つあれば 突き抜けていくよ 静寂の夜明けを 青紫色に煙る東京を 誰も渡れない 信号機が照らした 交差点にもうすぐ 霧の涙のような雨が降る 雨が降る もし戻れる場所が ぼくらにあったならば 振り返ってしまうだろう 過去の残像に だけど たとえこれ以上 進めないとしても 鼓動が鳴り止むことはないさ 誰もが行き交う 信号機が照らした 交差点の向こうへは 少年のままじゃ渡れないけれど