小説に題名があるように こんな私の日々にもさ 題名くらいは必要ですか? 私は誰に話してんですか? そもそも物語になってるか? 他から見たらそれはそれは 駄作程度のものだろう その駄作がなるべくいいと思いたい 朝日が覗いて 小さな窓で覗いて 片手で「おはよう」 云う日々は 誰かにとっては悲しくて 誰かにゃ待ちに待った日であって 誰かにとっては 最後の日かもしれない 流れていく日々を戻るのは 少しだけ面倒だ 戻れないしさ 青い光の午後一時 「つまらない」「暇だ」が 溢れてる 下ばかり見ていては当たり前だ あんまり変化はないだろうさ 青い光の午後の空は 写真におさめるには広くて たまにそっと見上げて あの時の歌を口ずさんでみる ららら 大丈夫、きっと 大丈夫、だって 私は、忘れてないから 小説に題名があるように こんな私の日々にもさ 題名くらいは必要ですか? 私は私に話しているんだ 朝日を除いて 小さな窓を覗いて 片手で「おやすみ」 云う日々は 誰かにとっては楽しくて 誰かにゃ開戦前夜であって 誰かにとっては 最初の日かもしれない 夜空が開いて ほらドアを開いて 何もせず「ありがとう」 思う日々は いろいろな今日だったと また明日と思えば良いさ 私にとっては最初で最後の日だ 流れていく日々を振り返っても たまにはいいか 戻れないしさ 大丈夫、きっと 大丈夫、だって 私は、忘れてないから 大丈夫、きっと 大丈夫、だって 私は、忘れてないから こんな日々のドラマが ずっと続きますように