家路をいそぐ人々を ただ目で追っていた ひとりで 夕陽が照らす影が 自分だけ薄くなっていくような 気がして立ちすくんだ 戻れない道 辿る旅に疲れたまま 動けなくても いいのかなって つぶやきが 虚しくこだまする ありふれた出会いと別れ 繰り返して その度癒えるかどうかも分からない 傷を負って からっぽな胸 何で満たせば この瞳に また光射し込むの これが運命ならば どうか教えて この痛みが いつか消える時がくるなら 今は覚束ない この心が その果てに強く もっと強くなれるから… とびら閉めて 変わらない暗い家 ため息つく 光がなくても道はわかる ひとりでベッドの上 膝抱えてるよ 戻れない道 心折れそうなくらいに怖くなっても 寂しそうな星たちが 一緒に泣いてくれる 「こんな毎日が ずっと続くのなら…」 そんな言葉も 意味を持たないことわかってる 誰にも届かないこの心は 行き場を亡くしたまま どこにいくの? これが運命ならば どうか教えて 不確かな希望だけを握りしめ 願って 繰り返されるこの心が報われる時が いつかきっとくるのかな 君に届けたい声が この風に紛れ 消え逝く そう簡単には 時も距離も 超えられない 戻せない だから歌うよ ありふれた出会いと別れ 繰り返して その度癒えるかどうかも分からない 傷を負って からっぽな胸 何で満たせば この瞳に また光射し込むの これが運命ならば どうか教えて この痛みが いつか消える時がくるなら 今は覚束ない この心が その果てに強く もっと強くなれるから…