消防車がサイレンを鳴らし 真昼の街を駆けて行く 耳を裂くその音に僕は なんとかならないの?と言った 一緒にいた友達はそんなことを 言うもんじゃないと窘める 大事な人乗せ急ぐ救急車に 感謝したことがあると 僕ははっとして軽はずみな 言葉に反省しながら こんな心ない自分も 悲しいことに確かにいると知った 今夜も突然夜の街に響く サイレンの音を聞きながら 昼間の僕に教えるように言う この音は誰かが誰かを 助けに飛んで行く音 うるさいはずなんてないだろう?って 自分の番が来るまで本当の 意味がわからないことがある 救急箱の絆創膏とか 119とか110の数字も 季節外れの台風の前の 空を見ながら考える 人間はその番が来る前に 思いやることが出来るいきものだ 無意識に出たその軽はずみな 言葉はあきれるほど自己中で そう強敵はなんでもない時に 現れるそんな自分自身だろう 今夜も突然夜の街に響く サイレンの音を聞きながら 昼間の僕に教えるように言う この音は誰かが誰かを 助けに飛んで行く音 うるさいはずなんてないだろう?って 今夜も突然夜の街に響く サイレンの音を聞きながら 昼間の僕に教えるように言う この音は誰かが誰かを 助けに飛んで行く音 例えるならヒーローのテーマソング