麦わらの帽子はあの日 細波にさらわれ消えた 絹糸の雲は見てた 幼い頬 濡らす私を ほほえみながら 海のある町から遠く いまは人の波にのまれ ビル街の低い空に 沈む夕日 こころ細くて 見るのが怖い 瞳に帰りたい あなたのロマンスに 優しい潮騒が この胸あふれるから 見飽きたはずの風景に 風が運んだ絵のように <♪> 町を出てゆく日の雨は 眩しすぎた恋のかけら サヨナラを責めるように 見つめたあと わがままな夢 許してくれた 海猫が見守る浜辺 夕闇に佇んだふたり あの時の星のように くじけそうな今日の私を 叱ってほしい 瞳に帰りたい あなたのロマンスに 淋しい街で 眼差しが揺れてるから 透き通る時の波間に 忘れ物してるみたいで だから <♪> 瞳に帰りたい あなたのロマンスに 優しい潮騒が この胸あふれるから 見飽きたはずの風景に 風が運んだ絵のように 瞳に帰りたい あなたのロマンスに 優しい潮騒が この胸あふれるから 瞳に帰りたい あなたのロマンスに 淋しい街で 眼差しが揺れてるから