朝焼けの空に 託した電波を どこか遠い世界 あなたのもと もし届いたら もしあなたの好きな色だったなら いいな なんてそんなことおもう わがままかな ねえ 届いて 同じ空見てるだけのあの人たち 折り紙で作った王冠見て笑って あたたかく香る花の色 青信号進む日々の中 まざるペトリコール ああ やになっちゃうな 窓に映る雨模様 歪んで見えた景色 フレームの中 おさまっている自分は 諦める理由を探しつづけて このまま、晴れる日が来るのを ただただ目をそらして じっと待ち続けていた 鈍色の向こうの夢に 自分で触りたい このまま眠りたくはないから 歩いて 走って 風を切って傘で進む ぬかるんだ道すら スキップで行けたら 同じ空見てるだけのわたしだけど こっそりもっといじわるに 笑ってみせよう 春はむずがゆい 夏の喧噪 落ち葉踏む秋と 目覚めを待つ冬 ああ あしあとが増えるたび 芽生えてゆく 隠した迷いも 愛から零れた羨望 あきらめてたあの日 捨てない 夕闇の空から隠した電波を どこか遠い世界 今なら託せる じっと待ち続けていた 鈍色の向こうの空に 自分で届けたい 組み立てた電波塔に 繋ぎたい気持ち全部 ずっと持ち続けていた 自分だけの思いの色を この手で届けたい このまま眠らせたくはないから 走って 転んで 雨の日でも進む ソラの果てまで続いてく 道は長く、 その色を変えても 芽生えてゆく la la la…