激しく吹きすさぶ 風の谷を越えて 舞い立つ霧の中 見失わないように ナイターのライトだけ ぼんやりと霞んでる 握りしめたポールで 一人孤独を知るの かじかむ両手に 抱えきれぬほど 暖かだった 腕の中から 飛び立てる羽 そっと見守ってくれたら 丘の斜面に立つ 私を包み込む 滑り降りる夜の 闇をつんざいてく 激しく吹きすさぶ 風の谷を越えて 舞い立つ霧の中 そうよ... 冬のナイアガラ 光るカーテンの向こう側へ 嵐の尾根を渡ってゆくわ 白い火花を巻き上げて そう遠くない 怖くはないわ 繰り返すほど近づいてゆくの ナビゲートして 燃える炎は 言じることを諦めないから...