あのさ あの言葉はさ あのさ あの仕草はさ どんな 気持ちからなの? 想像 巡らすばかり 不意の 雨に降られて しばらく やみそうにない 急に生まれた 空白の時間に おもいだした あなたのこと いただいた 花束のような やさしさは 散るはずもなく 黒の服に映える 極彩色 さみだれ なぜか春を過ぎ 鮮明に おもいだすよ さぁ行けって 雨音のむこう 聞こえてきたよ あなたが いなくなってさ あなたを 知りたくなったんだ あんなに きらいだったのに 残ったのは ありがとう いただいた 光の粒のような おもいでは 消えるはずもなく 夜の闇を照らす 光源体 さみだれ なぜか春を過ぎ 鮮明に おもいだすよ さぁ行けって 雨音のむこう 聞こえてきたよ ポツポツと 悲しみがさ さみだれのように 降り続く なのに あなたを思い浮かべりゃ 笑ってばかりだ さみだれ なぜか 春を過ぎ 鮮明に おもいだすよ さぁ行けって 雨音のむこう 聞こえてきたよ さみだれ ずるいよ あなたはやさしくなるばかり さあ行こう 雨音だけが パタリと消えた