昨日は雨が降ったな 足元に映る姿が いつもと変わらなくて 鳴いてしまうな 今日は晴れるといいな そう願い街に出るんだ 姿の見えない 君を探して あの日君と見た夜が離れずに 夢をまた重ねてる 君が差していた傘が 今も残ってる。 黒猫は今日も一人で 雨が降る夜を歩いた 街路灯は歩く彼を 綺麗に灯した 黒猫は分かっているんだ 今は亡き君に思いを 馳せていることも 逢えないことも 悲しみは癒えなくて この街を歩いてる 君が差していた傘に 今日も帰ろう 黒猫は泣いて叫んだ 逢えないと分かった君に どうして傷は癒えなくて 心の雨はやまないんだろう あの日君と見た夜が離れずに 夢をまた重ねてる 君が差していた傘が 今も残ってる。 「今も残ってる。」