ためらうその癖 本当は嫌いなのに 失くしてしまうのは 怖かった 怖かった 風吹く夜にも 雨降る朝にも 縋れる場所を探してた 涙は流れるのに 心は空洞 どうして ねぇ どうして 隣で笑うあなたがいて 僅かに差した 淡い日だまり 悲しみばかり写した瞳で 優しく僕を包んだ 膨らむ憎しみ それすら愛しくなる 錆びつく傷跡を 舐め合った 舐め合った 重なる全ても 繋がる感情も 縋れる場所が欲しいだけ 笑顔はこぼれるのに 孤独に負けそう どうして ねぇ どうして 隣で笑うあなたがいて それだけでいいと 瞼を閉じてた 彷徨う声が不安になる 触れれば確かな形 安らかなその寝顔が 死に顔に見えた朝焼けの窓辺 あなたはきっと 僕がいない方が 幸せになれるんだろうけど 隣で笑うあなたがいる 隣で笑うあなたがいる 隣で笑うあなたがいい 隣で笑う僕らがいい 刹那に咲いた気持ちは罪 所詮形だけの僕ら いつまでも形だけの僕ら
