すれ違うフライト 遠く離れる瞬間 日常と思えば 些細なことでしょう 私の宙は 夜明けを忘れている 二人の間に 晴天乱気流が生まれた 揺れる心と身体を今 願わくばもう一度抱き締めて 叶わないと分かっているから 求めてしまう 2人だけの宙 唯 若過ぎたんだ 消えないあなた夢見て 心の滑走路が燃えている 重力を感じる前に あなた感じたかった 2人だけの宙 ただ 若過ぎたんだ 乗り遅れたら 旋回する悪いクセ あと一言が 雲の切れ間に吸い込まれていく 目紛しく変わる日々よ 果てない愛が擦れる日々よ 愛した分だけの保険が 効けばいいのに 2人だけの宙 今 この意味が分かる? ファーストでなくて良い エコノミーは少しだけ嫌 私の止め処なさが 乱気流を産む 2人だけの宙は淀みはじめる 痛みを知れば 過ちがオマケ 見えないエアポケット それはあなた 目的地はここじゃない 息を潜めなければと 思ってしまうんだ 地上にいつまでも降りれない 2人だけの宙を ただ 若過ぎたんだ あなたという大陸を 私は踏破できずにいる 上を彷徨うだけ いっそと思うけれど 受け入れてしまう 私は堕ちてく ありふれた宙に ただ あなたがいないだけ