カーテンの裏側は まるで息継ぎのよう 教室は水で満たされて 息苦しい 嗚呼あの子の声の 届かない場所があるのなら どこへだって行く この水槽では上手く生きれない あの子もこの子も赤い色で 私の黒を笑ってみせるの あの時自分を偽れたら 同じ色のフリをできたかな 第二校舎の裏の 階段を登った 屋上の鍵が開いたままで 魔が差しそう ああいつまでも ココにいても仕方がないよな どこへだって行ける この水槽には居場所がないから あの子もこの子も赤い色で 私の黒を塗りつぶせないの あの時自分に嘘つくより ずっとマシな色になれたよね 広い海のどこかに 私の色が溶け込める場所 私の色じゃなきゃダメな人 探して 探して でも遠くて あの子もこの子も赤い色で 私の黒を笑ってみせるの 身体をずたずたに引き裂いてまで 同じ色のフリはできないよ 私の色は奪わせないよ