明けないで まだ、夜 陽の中に僕が見つかるまで 気付けば笑顔も言葉も全て 鎧のようだった 傷つくことを恐れては 「期待された在り方」 を勝手に信じ思い込んで 顔を隠し その子を演じた 神様へ唯一の感謝を 心を自分だけのものにしてくれたこ と 一人きりの夜 もしこの体が、この声が 別の誰かになったなら 誰が気付くでしょうか 僕は僕でいられるでしょうか いつしか笑顔も言葉も全て 本物か分からなくなった 演じることすら出来ない 鏡の前でさえも誤魔化した違和と 焦燥 これだけは本当だと気付いた 神様へ唯一の祈りを この心だけは誰にも踏み 込ませないで 僕のための夜 もしこの体が、この声が 別の誰かになったとしても この心があれば 僕は僕で────。