夕暮れに映る 1人分の影法師 手持ち無沙汰なら 口笛でも吹いて やけに掠れてる 君の声が聞こえる 目に浮かぶ景色は 滲んだ絵の具だ どこに行けば この胸の痛みは消えてくれるの 僅かな灯りと僕の距離は 測れるものなの? 梅の香りは漂って 暖かな風が吹き込んだ ひらひら迷う花びらに重ねて 繋いだ手から伝わったその熱に 浮かされて飛んで弾けたら 目が覚めてしまうよ それまではどうか ここに居させてよ 白み始めてく 空の色は心で 雀が鳴く頃 やっと夢へと ここにいれば 昨日より痛みは癒えてくれるの? 微かな苦みを飲んで 夜明けを震えて待つんだ そうだった、 別れはこうだった 縋って 梅の香りは漂って 暖かな風が吹き込んだ ひらひら迷う花びらに重ねて 繋いだ手から伝わったその熱に 浮かされて飛んで弾けたら 目が覚めてしまうよ それまではどうか ここに居させて 滲んだ絵の具はそのままで