愛。死体だけ、

歌詞

「優しさとはなんですか」 先生は言う 道徳の時間です みんなヒーローが大好きだ そんな空気に吐き気が過ぎる 嗚呼 帰り道 アスファルトにもがく蟻を 救けたくて踏み潰した これが僕の心の 正義の正体(ヒーロー)さ そう きっとこれこそが本当の愛だろ？ いつだって 安心したいだけのセオリー 美しいまでの暴力(やさしさ)に 魅せられていく 救いたいだけなのに 愛したいだけなのに 何時も直ぐに壊れてしまう 何が正義か 誰が正義か 彼は正義か？ わからないから 今日も僕は 虫を殺して玩びました これが正義か 僕は正義か？ ボクが正義だ そうだ正義だ …なんだ、簡単なことじゃないか いのちの上に立てば総てが それは誰かの正義だ 優しさってなんですか 「それは愛だよ」 先生は誤魔化した 何も残さないのが愛なら 次はきっと上手くいく だっていつも みんないなくなる 虚(から)っぽの身体(いれもの)を 眺めるに日々に慣れてしまう 次こそはのリテイクと ∞度目の正直(コンティニュー) 嗚呼 残機はとうにすっからかんの◯だ ◯だった きっと大丈夫 次は大丈夫 言い聴かせる様になぞるのは そう、安心したい為のセオリー 悲しいまでの愛情(みかえり)に 取り残され 愛したいだけなのに 愛されたかったのに 何時も直ぐに離れしまう いつだって 安心したいだけのセオリー 美しいまでの暴力(あいじょう)に 取り憑かれて 救いたいだけなのに 愛したいだけなのに 何時も直ぐに壊れてしまう 僕は愛した だから愛した 誰を愛した？ わからないから 今も僕は愛の檻に囚われている 僕を愛して 誰か愛して どうか愛して 愛して 愛して …そうだ簡単なことじゃないか いのちの音を絶てば総てが それは確かな いつだって僕だけの 虚っぽで 絶対的な 愛だ