すりガラスに浮かぶ 月がそっと輝いて それはいつか君と 眺めた海のよう 知らない香り漂う スカーフをほどいて 溶け合うようなキスを交わした 君の涙の理由(ワケ)なんて 聞けないけど 君の全てを愛せる日を夢みたら 嘘泣きだとしても 美しくて… 余計なことばかり 口にしてしまいそうで 心揺れるたびに まぶたを閉ざしてた 濡れた髪を束ねた シニヨンが綺麗で もう一度抱きしめたくなる 僕の涙の理由(ワケ)なんて 言えないけど 君の全てを諦めたらいつの日か 嘘泣きだと きっと 笑えるから 君のことが好きで好きで 仕方ないと 僕の全てをさらけ出せる 恋だったら… 二人を静かに引き裂く 月のように 思い出は思い出のままで照らすから 嘘泣きだと ずっと 嘘つくのさ