むかしむかし、 森の奥に美しい少女がいたらしい 鏡でさえ溶かしてしまう 絹のような肌真っ赤な唇 月を呑むほど黒い髪 甘い赤い魔法で眠っているの 愛の鐘鳴らして冷たいあたしを 抱いて 白い花はいらない赤いルージュに 染まって 貴方も眠って とある森の小さな家 穢れを知らない可憐な少女 甘美な声 生き物は惹かれ 忍び寄る微睡み 醜い魔法 貴方を待ってる夢の中 甘い赤い魔法で眠っているの いつまで待たすの? 冷たいあたしを抱いて 二人踊り歌う日々も夢にしないで はやく来て。 甘い赤い魔法で眠っているの 愛の鐘鳴らして冷たいあたしを 抱いて 白い花はいらない赤いルージュに 染まって 貴方も眠って