白いシャツが風に踊って すれ違うだけで心が跳ねる 「好き」なんて言わなくても この空気で全部伝わるよね 交わす視線がまぶしくて 近づくたびに苦しくて 太陽よりも熱くなって わたし、もう隠せない シャイン・キス この光の中で 笑った君が一番ずるい 言い訳も準備もいらない 夏のせいにしてしまえばいい 唇が触れる、すぐそこまで 砂に描いたふたりの名前 すぐに波がさらっていった でもわたしの胸の奥には ちゃんと、残ってるから ふとした沈黙のあとに 「帰りたくない」って思った このまま時が止まれば きっと夢のままでいられる シャイン・キス 照らされたままで 正解も未来もいらない 君の影に重なるわたし ひとつだけ確かな今を このキスで焼き付けたい 「また会えるよね?」って聞けずに 肩を寄せた帰り道 夕焼けが背中を押すように 君の手を探してた シャイン・キス 眩しすぎて 涙さえも笑顔に変えた ひと夏の奇跡だとしても 何度でも繰り返したい この恋が、続くように 光の粒が頬をなでて 思い出になる前に あと一歩、近づいて その唇で答えてほしい この夏を、わたしにくれた君へ
