誰のことも否定しない 君のことも忘れていない はじまる始まる前に終わっていたい ここがどこかもわかっていない 少しだけ暑くなっていって 夏みたいだねって言ってたら 夏だった 歯磨きするみたいに 言葉を探した 胸の高鳴りを どうにか抑えていた ここではないどこかで 自分を探していた 自分じゃない誰かに 自分を重ねてみたりして ここは遠い 海の底 帰る当てのない俺らは探してる 夜がどこにあるかなんて知らないよ 誰かの言葉を借りて話してる 忘れたくないことから忘れていく 君のワンピースの裾がグレーになる 行き場のない話の終わりを 待っていた あたたかい雨が降ってた 今年も蝉がうるさかった 夏が終わったらまた会いましょう