色褪せてく日々を重ねていく その隙間であなたの 面影が揺れて煌めいた 掠れていく思い出をなぞっては いつまでも治らない 傷跡が愛おしく見えて これ以上は何も望まないから 今夜はあなたの夢の中に居させて この痛みを優しさと呼ぶのなら 私は幸せだったよ 色のない言葉に薪をくべたら 燃やして燃やして見えなくなるまで さよならが寂しさに見えるのは 私が幼いから? 少し長めのまつげを揺らしながら 笑うあなたを眺めるそんな日々を 愛していた 溺れていくあなたの言葉にまだ だから立ち話程度でいいから あの日のことを教えてよ 忘れていく思い出を眺めては 明日には剥がれるような 瘡蓋はつまらなく見えて 綺麗事なんてあなたは言わないでよ 憂いの片隅で日々を繋ぎとめて このまま誰にも 触れられないようなところで 昨日の話の続きを聞かせてよね この速さでどこまでも 行けたとしても あなたの隣にいさせて 春霞このまま夢が覚めたら 壊して壊して思い出せないくらいに さようならが寂しさに見えたから その手を離さないで 少し沈んでく夕陽を見つめながら 笑うあなたを眺める そんな日々を愛していた その素肌に触れただけで私は 壊れてしまいそうだから あなたの言葉が呪いになる前に 燃やして燃やして見えなくなるまで さようならが寂しさに見えたから その手を離さないで 少し長めのまつげを揺らしながら 笑うあなたを眺めるそんな日々を 愛していた 愛していた
