降り出した沫雪は 街を白く染めて 僕たちの足跡も 消してしまうから 絡ませあう指先も 冷たく解けていく 君はきっと ユキノセイだ 時計の針が午前零時を告げる 昨日と今日の境目で揺蕩う 街は静かに寝息を立てながら 白い少女の夢を見る また思い出してしまう 君のその目が愛しくて 触れていたくて 夢の中へ 吸い込まれていく 降り出した沫雪は 街を白く染めて 僕たちの足跡も 消してしまうから 絡ませ合う指先も 冷たく解けていく 君はきっと ユキノセイだ 画面上の気象予報士が 淡々と告げる 「明け方すぎまで 雪が降りつもるでしょう」 僕は静かに瞳を閉じながら 白い少女の夢を見る I miss you. また思い出してしまう 君のその目が愛しくて 触れていたくて 苦しいほど 囚われていた 降り積もる雪化粧が 街を白く染めて 僕たちの思い出も 消してしまうから 絡ませあう指先も 冷たく解けていく 君はきっと ユキノセイだ 鮮やかな白雪は 春を告げるように 涙の川となって 消えてしまったよ 触れ合ったこの指先で 雪は水になった 君はずっと ここにいるんだね