使い捨てのよう 名前は無いのだろう 16番線に立つ僕には 使い切れぬよう 隠してあるのだろう どこにでもいける燃料は 点と線を結べずにいる 解けない夜に焦がれて 目紛しい夢をみたんだ 彩りに溢れる 素晴らしい日々を迎え撃つ 無色透明の僕は 好き好んだ色には染まれそうに無い 頭を齧られたように 忘れそうだよ今にも君のこと 生まれ持っていた 名前は無いのだろう 13番線に立つ僕には 使い物にならない 烙印を押されて どこにでもいけない今 点と線を結べずにいる まだ夜明けを恐れて 眠れないんだ 暗闇を照らした 知らぬ人の笑顔と 掲げられた松明を 愛せないでいい 捨てよう僕らが