夕立がふると あたし、昔を思い出して ふるさとに帰りたくなるの あたし、まだ弱いみたい 水びたしの帰り道 心細いのよ 早く家につけばいいな 一緒にいられたらいいな これからずっと いまや あたしの しょうしんしょうめいの一人ぼっち に かたんできるのは君だけなんだ はなれないで 宿題、いっこうに進まぬまま まどの外を見てた ゆらり、ふわり ゆれていても許されていた むせ返るような熱のにおいに あせばんでゆく あたしの肌と 雨のさかいめが滲んでゆく そらが泣いているから あたしも泣いていいだろか 歩道橋のうえ いっそあたしも雨になって しまおうか 路地裏 真夏は今年もとおりすぎ 寂しいってこと 言えたらいいな いまや あたしの しょうしんしょうめいの一人ぼっち に かたんできるのは君だけなんだ はなれないで はなれないで