空のアルバム 青のグラデーション 木曜の空気がのびやか まわる噂と 気にしない猫 あくびが弧を描き 眠るだけ 痛みを知らぬ批評が 真理を消した きみが求めるのは 華やいだ理想たち 憧憬は孤独へと 人を誘う 突き放す偶像は だれですか 虚空のナイフは 行方も知れぬ 刺された場所が 痒い きみとわたしの 何が違うのか 同じ空気で生きてる 目にも止めずに すれ違うだけ 犠牲の軽さが 違うだけ 寂しくなって夢の乾きを感じた 潤したくて今 音を燃やし続けた 馬鹿は馬鹿みたく 笑えや笑え 満たしてくれ 心の隙間を きみが泣こうがどうでもいいのだろう 猫は眠ったままだ 視界がゆれてる 上げられ下げられ 惑わすものなどなくていい 不実なくせに「誠実であれ」と願ってた 綺麗なものがみたいの いいでしょ? 虚空のナイフは行方も知れぬ 刺された場所が 痛い