夢に見るよ いつもいつも 恋人達の姿 幸せそうな二人が 天国で会った 僕の身には 起こらないけれど もし願うことが 許されるなら いつか 恋をしたいな でも今日は天使がこの頬に キスをしてくれたんだ この嬉しさを 鐘にのせて あのひとのもとへ 今夜は天使が 僕に 微笑みをくれた ああ、マリア様 貴方の清らかなお導きのもとで 今日まで私は正しく美しく ああ それなのに何故心が ああ、マリア様乱れるのでしょう 彼女を見ただけで 彼女を求めこの身は燃え上がる 気も狂わんばかりに 地獄の炎がこの身を焼く 罪の炎がこの身を焦がす 悪いのは私なのか いや ジプシーは私を虜に 悪いのは私ではない あの悪魔は私より強いのだ ああ、マリア様 お守り下さい もしそれができないのならば あのエスメラルダを私に与えて 私一人のものに (フロロー判事 あのジプシーが逃げました) (何!?) (寺院の中にはいません 逃げたんです) (一体、どうやって!) (もうよい 失せろ、マヌケめ) (探し出すぞ) (たとえパリじゅう焼き尽くしても !) 地獄の炎がお前を焼くぞ もしも私を求めぬならば 神よ許したまえ 彼女は私のもの それが嫌ならば 炎の中に