君と別れて最初の冬 色付くこの街と二人で写真を撮った ね 寂しそうに凍える右手 生温い缶コーヒーで一人温めた 重ねすぎた思い出がまだ 心に書き残されている 消しゴムで無理にこすっても消せな くて 真っ黒にぐちゃぐちゃになるだけだ った もう終わったの 少しの傷も君となら 愛に変わっていった ねぇ行かないで 隣にいてくれるだけで それだけで良かった 音のない空 誰もいないベランダ 赤いアネモネが咲くのを待ってる 会えない日々が続いたって 気持ちは変わらず君を見つめていた のに 切符は今はもう使わないし 少しずつこうやって君を忘れてゆく の? 重ねすぎた思い出がまた 私の足掴んでは動けなくさせている のに もう君には 愛してもらえないんだね 触れることもできない 蕾のまま 終わりを告げた恋でした ごめんねも言えないまま 「ねぇ昨日面白い映画を見てさ」 君に電話しようとして手を止めた もう終わったの 少しの傷も君となら 愛に変わっていった これが最後の恋だって思ってたし 今も思ってる バカだよね ごめんね ねぇ行かないで 隣にいてくれるだけで それだけで良かった 音のない空 誰もいないベランダ 赤いアネモネが咲くのを待ってる