重ね合わせた君との時間は この先の日々を照らす事はない 「分かってた」それでも心が求めた 深い夜の片隅に溶けて行く 二つの足音を打ち消す様に 雨が降れば きっと 僕等は全てを忘れて 狭い部屋に残した想い全て 置き去りにして 夜を駆けてく 形の無い心に弄ばれる度 満たされてはまた壊れる そんな日々を繰り返して 今僕は思った。 ただ歪なこの恋に「落ちてゆく」 雨上がりのアスファルトの上 水溜りを通して光る星を眺めた 深い夜の片隅に落ちて行く二人を 誰も認めたりなどはしないのだから いっそ、ここで全てを終わらせて 狭い部屋に残した想い全て 置き去りにして 夜を駆けてく 形の無い心に弄ばれる度 満たされてはまた壊れる そんな日々を繰り返して 今僕は思った。 ただ歪なこの恋に「溶けてゆく」 雨上がりのアスファルトの上 水溜りを通して見えた景色は この鮮やかな色に染まる 反射した夜空を映し出した 美しさに溢れた背景を除けば 薄汚れた僕等だけが 甘く苦い物語の 中心に残った ただ歪なこの恋に 飲み込まれる 部屋に残した想い全て 置き去りにして 夜を駆けてく 形の無い心に弄ばれる度 満たされてはまた壊れる こんな時を繰り返して 今僕は悟った。 ただ綺麗な世界から「消えてゆく」