こぼれる空を掬えるように 小さき手 掲げましょう 大きな眼 刻んだのは 今日一日が枯れぬように 永遠に綴る数え歌は 苔生す岩に伝えましょう さあ、 目の前で倒れた木々 膝高く 超えて行け 泥に埋れ消えた芽吹き 夏の日差しに生まれ変わろう 千年の山が唸りあげて あなたの手から何を奪う 途絶えた声を探しあてて 優しく風が髪を撫でた 光が指差す明日の果て いずれは誰しも辿り着く さあ 目の前で踊る海よ たが涙集めたか 私もいつか捧げましょう めぐる命の一雫 さあ、 目の前で倒れた木々 膝高く 超えて舞え 泥に埋れ消えた芽吹き 夏の日差しに生まれ変わろう 恵みの雨や 一雫 あなたの涙 一雫 また会えるように また会えるように