窓越し見つめてた腰の折れた影。 きっとあと数歩待っていれば チャイムが鳴る。 風の匂いに揺られて、籠の夢心地 ささくれた指の温もりを 覚えているよ 田んぼの向こう側、土の花が咲く あの人はどんな大雨も晴れに変えた 行きつけの酒屋、そこの喫煙所 いつでも会いに行けば、 そこにいて笑っててくれた 日に焼けた肌が、白と黒になる。 あの人のこんな薄化粧、 初めてみるわ。 空っぽの肺に煙を足したら きっと気づくはずだ、 あのレコードの音が飛んだ 行きつけの酒屋、そこの喫煙所 いつでも会いに行けば、 ここにいて笑っててくれる