A long long long long time ago 少年の家に一本の樹があったそうで 町中の誰も見向きもしないが とある貴婦人は理不尽に口を開いた 「坊や、 うちの庭の立派な樹が見えるかい? それに比べお前のはそこらの雑木と 変わらない」 それでも少年は水をやり続け たった一つだけ人知れず伸びる 根に願った 「深く深くまで さらに深くまで 花咲く日を待って 強く根を伸ばして」 平々凡々だって Oh yeah さり気なく気高く立っていようぜ Hey Hey 揚々 歌って Alright 惜しみなく今を笑っていようぜ SHU-SHU-LU SHU-SHU-LU PALILA HEY OH SHU-SHU-LU PALILA HEY OH そして密かで地上から伺えぬ成長を 愚かな鈍間だと笑われようと少年は 知っていた 「痛みも悲しみも全てが栄養」 マーマレードみたく甘い蜜に虫が 群がれど 横殴りの雨風が枝葉達を揺さぶれど それからも樹は永遠に枯れ果てず 伸ばした緑と木陰で少年を癒した 高く高くまで さらに高くまで 雲を穿つまで 空に背を伸ばして 平々凡々だって Oh yeah さり気なく気高く立っていようぜ Hey Hey 揚々 歌って Alright 惜しみなく今を笑っていようぜ SHU-SHU-LU SHU-SHU-LU PALILA HEY OH SHU-SHU-LU PALILA HEY OH 木枯らしも嵐も耐えたような 思い出が密かに根を伝って 凛とした強い幹となって 花咲かせ実をつけるんだ それまでは平々凡々だって Oh yeah なんならその闇も持っていこうぜ シュッシュルシュッと伸ばして どんな今にも愛を注いでいようぜ SHU-SHU-LU SHU-SHU-LU PALILA HEY OH SHU-SHU-LU PALILA HEY OH