朝の澄んだ静寂に 溶けていく白い息 霧がつくるさかさま 泳いで渡る 急がなきゃ ずっと ついてくる 嫌なこと 楽しそうな顔を貼付けたまま 燃えてくの わたしとおいでよ 舞台に降り立つ陽炎 きれいな夢で見つけ出して おはなしのしっぽ わたしとおいでよ にっこり笑ってささやくの きれいなままで見つけ出して ほんとのわたしを きらきらする 光が 反射して降り注ぐ 色とりどりのさかな 時が止まる 胸のなか 型にはまった概念も 壊しちゃって ここにいればいいよ ねぇどうするの わたしとおいでよ きらめくガラスの目から 流れて溶け出す涙 きみは もうだいじょうぶ わたしとおいでよ にっこり笑ってささやくの きれいなままでみつけだして ほんとのあなたを 遠くまでゆけたなら 戻ってこないのに ずっと広がる空のはて 置いてゆく 私を