まだ乾かないままの ベランダを見つめた 昨日の寂しさの続きはまた今度 分かって欲しいなんて 思うのは罪なのね 風に揺られた2人の香りが消える 恋が終わった 香りに変わる 君が私を好きじゃなくなったから 名前を呼ぶ度 寝顔を見る度 私も君を好きじゃなくなるように 少しづつ 慣れていくね それだけはどうか 分かってね もう飽きれるほどついた ため息が霞んで 昨日より擦り減った月のような心 変わって欲しいなんて 思うほど無駄なのね 照らしてくれてた2人の燈が消える きっと戻れない あの頃が消える 君が私を好きだと言ったから 趣味じゃない服も 無理してた背伸びも こんな私も好きだと思ったの それだけはどうか 分かってね 目じりの皺 繋いだ手 君だけの匂い2人の部屋 散らかった靴 あの日の手紙 全部全部 愛してた 君が私を大切と言ったから 喧嘩した時も 泣いてた毎日も 過ごした全てを大切にしてたから 少しずつ 忘れていくね それだけはどうか 分かってね