凪のように流れる時計 横目に 感触のない壁にもたれ うるさく付き纏う その声にしたがって 意志のない外灯が照らす あの人の帰り道 現実にひき戻す お湯はりの知らせきいて 過ぎてみればただの通過点 ほんの数分で終わる笑い話にしよう 迷いや戸惑いの 中にいるときは重たいけど 自分の都合に合わせる良さなど この先 どうでも どうでも良くなるから 足取りを進めて 柄にもなくハメを外して 永遠に続くような物語の結末は無視 過ぎてみればただの通過点 ほんの数分で終わる笑い話にしよう 手のひらの世界に 答えなどないからさ 蛍の光で繋がる二人の距離 この先 心は 心は後でついてくるから