夜 踊る フワッと舞う麒麟の目 文句ひとつないわ どくどく発車するデロリアンが 停止線で光る スキップしたら 乱れた鼻唄を 口笛で誤魔化して パンプスは放り投げて 屹度何度も駅に忘れた雨傘を 一寸怨んで しとしとのセレナーデ 告白 ギュッとする掌に 初風が絡まる 家具横に座った木の瀬露伴を さっと撫でている 楽器屋さんの バリトンの音に惚れて カーネイの傍ぐっすり 微睡むにはもう遅い 嫉妬なんてまるで白色光みたい 全部混ぜて きらきらのトロイメライ 揺れてクラップ フラップ 揺れてクラップ フラップ 揺れてクラップ フラップ 揺れてクラップ フラップ