暖かい木漏れ日だけを 覚えている 振り返って見る 足跡はいつか ひとつになっていた こぼれていく あなたの輪郭 あんなに泣いたのに どんな目をしてたっけ 忘れてしまうのは薄情だから? 選べなかった選択肢を 撫でるくらい 好きにさせてよ もう会えなくてもいいから あなたのその光を 忘れないでいたいよ たしかに満たされたときは 無限の時間を超えていく ただ愛だけが残っていると あのタトゥーより深く刻んで 少しだけ水を 無数のキスはもう忘れた 変わらないで お願いよ 今 未来 ちらつく残像に 気持ちのいい景色 不安 噛み砕けた 暮らしたちへ なまえのない 罪が今日も 踊り明かす 朝と夜を 絶望は値が張る 破り捨てたいページたちを 何度も読み聞かせてしまうけど あなたはどこ? 居場所なんて燃えて消えた なんて豊かな森に わたしは火をつけてしまったんだ 幼気な言葉たちが回る脳裏 足すべらせた深い窪み 営みはやたらに 新しい世界へ 世界へ 誘われてもわたしはここにいたいよ あなたの陽が照らしていて ダイヤモンドみたいに閉じこめて それでいいよ 世界は冷たくてなめらかで わたしを弾いて もう会えなくてもいいから あなたのその光を 忘れないでいたいよ たしかに満たされたときは 無限の時間を超えていく ただ愛だけが残っていると