必死になって 頑張って 世間体で 内定で 必死だなって 嘲罵って 存在否定で 吐いて 砂漠を這って幾星霜 飢渇でずっとカラカラ 《泉源》だって急く清爽 されど《現実》は空 何もない 零れゆく 壊れゆく 拗れゆく 人の《矜持》 歯車になっちゃって 金属音でギリリ 下りゆく 腐りゆく 曇りゆく 一人《慟哭》 回転軸担っちゃって 責任感でキリリ 流行りもの分からない 思い出も語れない 未来も明るくない 家の中に一人 代わり映えない都会で 灰の空を仰いだ 少し前は期待で 未来を描き歩いてた 砂塵が舞って直ぐ清掃 喉までずっとガラガラ 反吐が溜まってゆく成層 されど中身は空 何もない 騙られる 飾られる 齧られる 人の《尊厳》 環状線回っちゃって 倦怠感でグッタリ 眩みゆく 悔みゆく 凹みゆく 人の《運命》 将来性終わっちゃって 限界感でグダリ 乾きの絶えない 灰の天下 この痛みに耐えても コンクリの先は虚無 全てを蔵する 虹の幻影だけが 諦め憂う心も 皆等しく照らして輝く 零れゆく 壊れゆく 拗れゆく 人の《矜持》 歯車になっちゃって 金属音でギリリ 下りゆく 腐りゆく 曇りゆく 一人《慟哭》 回転軸担っちゃって 責任感でキリリ 流行りもの分からない 思い出も語れない 未来も明るくない 『花も咲かない砂漠』の中に一人