建て付けの悪い言葉 君は交わさず受け止めた なんでもない1日が 大切なんて馬鹿みたい 残りの生を確かめて 息を詰まらせた ママが居ない夢は 明日のことかもしれないのにね よれたTシャツ 空気の抜けた自転車 君のことちゃんと 気づけないままで 今日も私は 枕にしがみついて悔やんで 飲み込めないこと 流すために また 明け方を待つの ああ、情けないな 錆びた線をなぞる度に 思い出す 蘇る 初めての夜のこと 「ねえ、もし私が さらわれたらどうするの?」 意味ない会話ばかりで 飽きたりしないでね 確かめ合うのも ひとつの愛なの 耳に開いたピアス の穴を見てももう おそろいだなんて言えないね 疲れた花に水をあげましょう 話し足りないことはもういいの 流れるバンドの名前も知らない そんな夜に もしも明日が 予報外れの天気でも 笑って誤魔化して ワンピース濡らして 真っ赤な花になって あのね、私 そんな関係でいたいな だから些細なことも許してね 白いベールを外すまで 24時 電話をかけた