あ いまの言葉 ちょっと違ったな きみは気にしないような 顔でいるけれど 訂正しようか やめとこうか そうこうしてると会話は知らぬ場所 きみが話すと心が満ちる でも ぼくはおんなじことができない きみに何かあげたいけれど ぼくの持ち物はがらくたばかり あの雲の形がどうとか そんながらくた 最高の人間だよ きみは 何も知らないような横顔で 太陽に照らされているけれど 質問しようか やめとこうか どうしてきみはぼくといるんだよ! もうすぐ海は爪先まで満ちる でも ぼくはこのまま溺れたいよ きみに何もあげられないのに ぼくの持ち物は増えていく この海より胸がいっぱい ぼくはがらくた 太陽に牙が生えてライオン ガオンと吼えて きみの上司を喰い殺す 空飛ぶペンギンに 乗って赤道ギニア 火山でバカンス そんながらくた がらくた