指の隙間からカナヘビ飛び出し 祠に登る新しい二つの太陽 桜の花咲き乱れて舞い落ちる 踊る黒い人黄色い人小さい人 ここは海か空か白いカモメ達 羽伸ばして飛んでゆくここで鳴く 長い長いヘビのように回る度 指先触れる巡る廻る短い旅 一筋の光が 僕らを繋ぐ 数え切れない闇が 僕らを包む 魚の顔した子供が泳ぐ5月の風 吸い込んで眠る鯉のぼり カレー屋の彼の休む場所は いつもここでした花野道路で一服 命を頂いた命を頂きます 命と命を笑うこの気持ち いつだって僕ら地球に浮かんで 見上げれば 同じ空とアメとツチの中 一筋の光が 僕らを繋ぐ 数え切れない闇が 僕らを包む ひとつの歌が 僕らを繋ぐ 果てしない闇が 光を見つける