街灯に飲まれて 公園のベンチに1人 涼風に吹かれて あなたみたいな曇り空に見守られ 朝の喫茶店、夜の海岸線も あの頃のフィルムカメラに残った 日々はまだ 引き出しの奥で眠っているままだ 現像で日々は蘇るだろうか 春、霞んでいたあの月を あなたはなぜ忘れてしまったの 色褪せないあの日々に 捨てられないまましがみつき 今でもまだあなたの夢を見る わかってたわかってた 終わりを厭わないことも もうこのまま 会うことなんかできないってこと 儚いな儚いな 「ずっと一緒にいたいね」 笑ってた、笑ってたけど あなたにただ会いたくて あなたにただ会いたくて あなたにただ伝えたくて あなたはまだ 今、潤んでいるあの満月を あなたの瞳に重ねてしまうよ 戻らないあの日々に 捨てられないまましがみつき 今でもまだあなたを愛してる