時計の針が揺らす まどろみの向こうに 近づいた夜明けの色 変わりゆく季節を知る いつも迷いすら見せやしない その笑顔に 問いかける暇もなく ただ恋を覚えて 道化師の調べを奏でていた 海の底に沈めた かすかな憧れに 手を伸ばして届かず 明日も夢見ている 心に寄せて返す 寂しさもてあそび ぼやけた視界よぎった 君の仕草追いかける ぼくら歯痒さを口にしては すぐ忘れて 夜の風に吹かれて 流れるよりもっと 確かなものだけを 見つめてたい 乾いた土潤す 涙はひそやかに 温く深く染み込む 夏の雨に似てる いつも迷いすら見せやしない その笑顔に 問いかける暇もなく ただ恋を覚えて 道化師の調べを奏でていた 海の底に沈めた かすかな憧れに 手を伸ばして届かず 明日も夢見ている 躊躇うたび 褪せてく あてのない手紙は 時の流れにはぐれた 希う未来に